最新版のESPRITナレッジャーについて、製品開発の基本姿勢と考え方をご紹介します。
従来のシステム開発は、運用前に運用を予測した要件定義をし仕様凍結後に開発を行ないます。
過去から現在、利益を上げるビジネスモデルが仕組み化されている業務(基幹系業務)をシステム化してより効率よく利益を上げるようなSCMや法律で規定されている会計業務には従来のシステム開発手法が使えます。
しかしながら、お客様の声や市場の変化に柔軟に対応した、現在からこれからのビジネスモデル確立のためには、市場対応・未来戦略戦術策定に向けたシステムのあり方が必要です。
また、現状のビジネスモデルが経営者や経験ある個人に依存しがちな中小企業では、まず、その経験を仕組み化することが必要です。
そこで、まずアナログ(紙)ベースで仕組み化の仮説を立て、運用しながら仕組み化し、さらにシステム化していく訳ですが、この情報社会は情報が多く、かつ、経営スピードが速くなっており、この手順では中小企業はますます生き残れなくなってしまいます。
IT投資といえども、投資金額はもちろん、操作の難しさ(多機能も含む)、ビジネスにおける利活用支援(操作以外の教育)が必要です。
当社がシステム受託業務で得た経験や時代変化、そして、それを扱う人に対して、ナレッジャーは、「智恵は人にあり」、ソフトウェアはそれを支援する道具であるべきで、使いやすく、慣れ(経験)に応じてブラッシュアップしていけることが必要と考えました。
そこで、ビジネスに必要な情報をパソコンや携帯電話のWEBブラウザをプラットフォームにして、欲しい情報を集める・それを整理整頓(DB)する・必要な時に検索して取り出せる、そして、使いながら、変更が容易にできる。さらに、今ある情報を利用できたり、集めた情報を今のシステムに利用できる。「ナレッジャー」を開発しました。